バレリーナのためのヘアスタイル

バレエの基本、「シニヨン」をマスターしましょう!

バレエでは、身体や表情を美しくみせるため、そして小顔にみせるために「シニヨン」ヘアをつくります。最初は難しいかもしれませんが、コツをつかめば簡単に仕上げられるようになります。ぜひ、参考にしてくださいね。

教えてくれたのは

バレエ講師/大島慶子さん

3歳よりスワンバレエ研究所入所。高見美智子に師事。16歳より上京し 日本音楽高等学校バレエコース卒業。東京シティ・バレエ団を経て数多くの舞台に出演。
バレエ講師・大島慶子

早速やってみよう

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  • 基礎のシニヨン編
  • 髪を丁寧にブラッシングしましょう。 頭頂から後頭部にかけて、頭皮をマッサージするように、髪の流れをまっすぐにしていきます。

Q. 髪にツヤを出すにはどうしたらいいですか?

  • A. 動物の毛のブラシを使うのがオススメ。

    静電気が起こりにくく、天然毛に含まれる適度な油分が、髪の毛のキューティクルを整えてくれます。ブラッシングをする度に自然なツヤを生んでくれることでしょう。
2
  • 基礎のシニヨン編
  • スタイリングウォーターで髪全体をしっかり湿らせていきましょう。
  • 基礎のシニヨン編
  • くしに持ち替えます。くし目は1mm程度のものがよいでしょう。髪の流れを一定の方向にまとめていくようにします。
3
  • 基礎のシニヨン編
  • ヘアジェルをつけましょう。 (手に取る量はピンポン玉が目安) 頭皮にたっぷり糊付けするように、髪と地肌が一体化するぐらい全体に馴染ませていきます。 ジェルは毛先につけないのがポイント。髪型をチェンジする必要があるとき、スムーズにいきます。 髪の毛のボリュームが多い場合は、ゴムで仮止めをして行います。
4
  • 基礎のシニヨン編
  • ゴムで髪を縛り、ポニーテールにしましょう。 ゴムは3〜4回まわし、2回クロスして結びます。型崩れしないように気をつけましょう。 (シニヨンの位置は、顎先から 耳先を結ぶ斜めのライン上が一般的にゴールデンポイントと呼ばれています。)

Q. 輪ゴムではなく、1本ゴムで結ぶコツはありますか?

  • A.長めのゴムを使うと結びやすくなります

    しっかりと手に持ちやすいように、30cm程の長めのゴムで結び始めると結びやすくなります。ゴムを伸ばし切るようにしっかりと最初の2〜3回を結んでから、最後に適当な長さに切ってあげると収まりが良いと思います。 また、ゴムの選び方は外から目立たないように黒く、頭皮に密着させてつぶしやすいように細く、踊っていても切れないように耐久性のあるものがオススメです。
5
  • 基礎のシニヨン編
  • ポニーテール全体をヘアーネットで包みましょう。
  • 基礎のシニヨン編
  • 頭の形に沿いながら、ゴムの結び目を中心にとぐろ状に巻きつけます。
6
  • 基礎のシニヨン編
  • 上からシニヨンネットを被せましょう。
  • 基礎のシニヨン編
  • お団子のなかに緩んでいる部分を入れながら、頭皮に密着させるようにつぶして形を調整します。

Q.キレイで型崩れしないお団子を作るにはどうしたらいいですか?

  • A.ポニーテールが肝心です

    とにかく最初のポニーテールをしっかり作ることが大切。最初のブラッシングから丁寧にかたちづくってあげましょう。
7
  • 基礎のシニヨン編
  • 形が整ったら、上下左右にUピンを4ヶ所、または8ヶ所止めていきましょう。 Uピンだけで安定しない場合は、普通のヘアピンで補強します。 (Uピンは、ポニーテールを結んでいるゴムに多少当たる程度の長さがあると、形も整い易く安定します!!)
  • 基礎のシニヨン編
  • 回転系のパを行うと、勢いでピンが飛び出してきてしまうので、強く固定するために頭に対して垂直に刺してから、そのピンを寝かせてお団子の中央に向けて刺していくのがポイントです。
8
  • 最後は固形ワックスを使って、おくれ毛をまとめましょう。 スタイルが崩れたときも、固形ワックスを使えば手早く簡単に直すことができます。

ジェルやワックスを使った後、シニヨンのあとは 頭皮に優しいシャンプーでケアしてあげましょう

バレエを習っている人が抱える生え際のトラブルやヘアトラブルは、髪の自然な流れに逆らって結んでいるシニヨンヘアによる負担と整髪料の洗い残し、そして強い洗髪料による洗い過ぎが原因の場合が多くみられます。 頭皮の負担を減らしてトラブルを防ぐためには、頭皮にとって刺激が少なく、アミノ酸系などのマイルドなシャンプーで、お湯洗い・2度洗いでしっかりケアしてあげることをおすすめします。(美容師/山本すみれ)
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